「神奈川県内で介護の求人を出しているけれど、まったく応募がない…」
「面接に来ても、夜勤ができないと言われたり、すぐに辞めてしまったりする…」
今、多くの介護施設長や経営者様がこのような深刻な採用難に頭を抱えています。
綺麗事を抜きにして、求人が集まらない一番の理由は、はっきり言って「給料の条件が競合より低いから」ではないでしょうか。最低賃金が上がり、他業種との人材獲得レースが激化する中で、今すぐ基本給を数万円引き上げるのは、経営的に決して簡単ではありませんよね。
では、給料を今すぐ上げられない施設は、優秀な人材の確保を諦めるしかないのでしょうか?
現場の状況を20年以上見てきた私だからこそ、断言できます。決してそんなことはありません。給料で勝負できないのであれば、今の若い求職者の価値観に合わせた「努力のリターンの明確化」と、国内だけに頼らない「新しい選択肢」に視野を広げることで、状況は劇的に変わります。
今回は、給料を上げずに優秀な若手人材を確保し、5年先まで安定したシフトを組むための3つの具体的な解決策をお伝えします。
1. 昔ながらの根性論はNG!「努力のリターン」を100%明確にする
今の20代〜30代の日本人求職者は、「残業をしてでも自分のレベルを上げたい」「先輩の背中を見て自発的に努力する」という働き方を求めていません。それを「最近の若い子は…」と嘆いていても、人は集まりません。
今の時代に人が集まっている施設は、求職者の価値観に合わせて「努力のルール」をはじめから仕組み化しています。まず見直すべきは、求人票やホームページにおける以下の2点です。
①「何を頑張ったら、プラス何円になるか」を隠さず書く
「頑張りは正当に評価します」という曖昧な言葉は、今の若者には響きません。そうではなく、「〇〇の資格を取得したら手当として毎月プラス〇万円」「この業務が一人でできるようになったら基本給にプラス〇千円」という風に、本人の努力によって得られるリターン(手当)を完全にオープンにするのです。ゴールが明確だからこそ、今の若い世代も安心して努力を始めることができます。
② 職場の雰囲気と「休みのリアル」を数値化して明記する
職場の人間関係や働きやすさを「アットホームな環境です」といった感覚的な言葉で済ませてはいけません。
「月平均の残業時間は〇時間」「希望休は月に〇日まで100%通る」など、徹底的にルールを定義して明記すること。はじめから体制をオープンにしておくことで、「ここなら自分のプライベートも守りながら、納得して働ける」と選ばれる施設になります。
2. 計画的なシフトのために「5年間の見通しが立つ安心感」を取り入れる
日本人の20代〜30代の若手を採用できたとしても、現場の頭を悩ませるのが「結婚・出産」に伴う突発的な離職や長期の休職です。
もちろん大変おめでたいことですし、職場として全力でお祝いし応援すべきことですが、ただでさえギリギリの人数で回している施設側からすると、夜勤シフトの維持や突然の穴埋めに悲鳴を上げたくなるのが本音ではないでしょうか。「夜勤が続けられないから」と、そのまま離職につながるケースも非常に多いのが実態です。
もし、こうした「計画の変動」に振り回されない、安定した現場体制を作りたいのであれば、国内の限られた人材の奪い合いから一歩脱却し、「外国人材(特定技能)」に視野を広げるべきタイミングかもしれません。
特定技能として来日する外国人材(特にインドネシアなど)は、「最長5年間、日本でしっかりキャリアを積んで母国へ仕送りをする」という非常に明確なライフプランを持っています。
特に職場の受け入れ環境が整っていれば、最長5年間、夜勤も含めて途切れることなく、安定して現場の主力として働き続けてくれます。結婚や出産による急な人員不足におびえることなく、「5年間確実に計算できる優秀な若手」が現場にいてくれる。これは、経営者や施設長にとって、現在の給料水準を維持したままで得られる極めて大きな安心感へと繋がります。
3. 「家族を支える覚悟」があるからこそ、就業態度が圧倒的に真面目
「外国人のスタッフは、日本の介護現場で本当に馴染めるのだろうか?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、彼らの働く姿勢は驚くほど純粋で真面目です。
彼らの最大の原動力は、「母国の家族の生活を支えたい」という強い想いです。日々の仕事が自分や家族の未来に直結していることを誰よりも理解しているため、「働いて、しっかり仕送りをする」という覚悟の重さが根本から違います。
この明確な目的意識があるからこそ、日々の遅刻や欠勤、早期離職といったトラブルが国内の若手に比べて極めて少ないのが特徴です。
また、心配されがちなコミュニケーションについても、介護の現場で必要な日本語は事前にしっかり勉強して来日します。それ以上に、彼らが文化として持っている「お年寄りを敬い、大切にする心」や、いつも絶やさないニコニコとした明るい笑顔は、人手不足で少しギスギスしがちだった施設全体の雰囲気をパッと明るく変えてしまうという、数字以上の大きなメリットを現場にもたらしてくれます。
まとめ:嘆く前に、攻め方のルールを変えよう
神奈川県内の介護・医療現場で求人が集まらないと悩む前に、まずは今の職場の隠れた魅力を伝えること。そして、5年間確実に現場を支えてくれる「外国人材の受け入れ」という新しい選択肢を検討してみてください。
給料の吊り上げ合戦に巻き込まれることなく、真面目で長く働いてくれる若手を確保する道は必ずあります。
RKI株式会社では、地域の医療・介護現場を熟知したプロの視点から、施設の受け入れ体制づくりや、熱意ある特定技能人材(インドネシアなど)のマッチングまでをトータルでサポートしています。
「うちの施設の場合、どうやって受け入れを進めればいい?」「今の求人票のどこを変えればいい?」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。現場の痛みがわかるパートナーとして、貴院・貴施設に寄り添った解決策をご提案いたします。